こんにちは、アラフィフ男のたくぞうです。
今日はちょっとグレーな、海外でのマリファナ事情についてのお話です。
20代の頃からワーキングホリデーや、バックパッカー、旅行などで、海外に行っている私たくぞう一個人が感じたお話です。
なぜマリファナについて書いてみようと思ったか?
Yahoo!ニュースを見ていると、最近は大学生や高校生までが捕まったりしてるので、手に入れやすいのかな?なんて考えてみたりします。
それはともかく、コメントを見ていたら、日本人って大麻のことをよくわかっていない人が多いんですよね。
覚せい剤との違いもわからないくせに、コメントはしたがる。
とにかく悪いものだと決めつけてる。
悪いと考えるのはいいのですが、それって固定概念だけじゃない?
っていうのが多くてイヤなんです。
ぶっちゃけ、日本は世界でもめずらしいぐらい、マリファナが浸透していない国だと思います。
そりゃあ、他の国だって法律で禁止してますが、暗黙の了解的に普通に吸っていたりするのです。
世界は解禁の流れにあるのに、日本は何も知らないのに頑なに拒絶する。
ちなみにマリファナはいわゆる大麻のことで、アジアではガンジャということもあり、粘土状になったものをチャラスやハシシと呼びます。
ニュージーランドのマリファナ事情
私たくぞうが、はじめて行った国がニュージーランドでした。
大自然に包まれたキレイな国ですよね。
当時はまだタバコを吸っていたのですが、その時にちょっと知り合ったキウィに言われたんです。
「タバコは体に悪いから、マリファナにした方がいいよ。」って。
ちなみにキウィとは、ニュージーランドの国鳥で、ニュージーランド人のことをそう呼びます。
いきなりドラッグをすすめられたのでびっくりして、いろいろ聞いたわけです。
そうすると「この国でも法律で禁じられてるけど、弁護士も警察も吸ってるよ。」というわけです。
さらに「もし欲しかったら、息子(高校生)に言ったら、持ってくるよ。」とも言っていました。
「今度の休みは、息子とマジックマッシュルームを採りに行く。」とも言っていました。
幸せそうなごく普通の家族でした。
もちろんキウィにも吸う人もいれば吸わない人や、マリファナを嫌う人もいます。
でも吸ってる人に文句を言ったり、警察にチクったりはしないのです。
日本だったらすぐにチクられますよね。
昔自動車学校で知り合った自称元ヤクザがいたんですけど、警察にばれるのは、ほとんど知り合いからの通報だといってました。
知り合った日本人がマリファナで捕まった。
友達ではないのですが、ちょっと知り合ったヤバ目の奴がいました。
トレッドヘアにして、毎晩マリファナを吸ってたのですが、ある日警察に捕まったと聞いたんです。
強制送還か!?と思ったんですが、ちょっと叱られてすぐに釈放されたらしいです。
あまいですね。
関係ないですけど、イランで持ち物検査をされて、持っていた広末涼子の写真を見られて、警察に殴られた奴がいました。
それはそうと、マリファナは中毒性がないという人がいますが、そいつはいつも目がとローンとしてて、たまに呂律がまわってないこともありました。
他にも似たような奴を見たことがあるので、あまり吸いすぎるのもよくないんだと思います。
ニュージーも合法化で2020年に国民投票
そういえば、ニュージーランドのマリファナに関する法律ってどうなってるんだろうとググったのですが、このタイミングで合法化に進みそうなことがわかりました。
2020年に国民投票が行われるそうですが、世論調査では3分の2が合法化を望んでいるようです。
まあ私たくぞうからすれば、そうなるだろうな、と思います。
オーストラリアの一部でも、条件付きで非犯罪化されているので、ニュージーもそうなるのが自然ですね。
パキスタンとインドのマリファナ事情
大麻は違法であるにもかかわらず、パキスタンとインドは世界の大麻消費量の2位と3位を占めるという、なかなかお茶目な国であります。
パキスタンは大麻所持で死刑になることもあるそうですが、その実情はどうなんでしょうか?
私たくぞうが行った時は、そこまで感じませんでしたが、とある安宿に泊まった時の話です。
宿のオーナーが、日本語で「吸いませんか?」と言ってきたのです。
なんでも、その宿ではチャラスをタダでくれるらしく、いろんな部屋からガンジャのニオイが漂っていました。
宿のオーナーがくれたわけですから、みんな堂々と部屋で吸っていたんです。
そこで知り合った日本人は、首都からアフガニスタンの方へ行ったペシャワールというところで、質のいいガンジャが手に入ると言っていましたから、やっぱりそこそこお盛んなんでしょうね。
パキスタンの首都から北へ向かうと、雰囲気が変わって、人種も違ってきます。
「風の谷のナウシカ」のモデルになったとも噂されるフンザという町に行きました。
何もない山に囲まれた街です。
おじいさんが、ふつうにボーっとガンジャを吸っていて「吸うか?」というジェスチャーをしてきました。
まあ、それだけの話ですなんですが、あんなところに法律なんてないようなもんなんだろうということです。
田舎でおじいさんがニコニコと、ただガンジャを吸っている。
日本でマリファナは悪いことだと決めつけてる人は、この光景を見てどう思うのでしょうか?
パキスタンからお隣インドへ向かいました。
デリーの安宿でドミトリーにとまったのですが、これから逆にパキスタンに向かうという青年がいました。
その青年は国境を超えるのにガンジャを持っていたらまずい、ということで、誰か買ってくれる人はいないかとさがしていたんです。
自生してたガンジャを抜いて乾燥させたというものを、ビニール袋に無造作に入れていたものでした。
いくらでもいいから、ということで50円で譲っていました。
おそらく日本なら数万円はするでしょう、知りませんが。
その青年はネパールからバスでやってきたのですが、国境の荷物検査でガンジャが見つかったらしいんです。
その時は黙って3ドル渡したら何も言われなかったと言っていましたが、下手したら刑務所行きですからパキスタンとの国境は用心したんでしょうね。
私たくぞうは、そこからガンジス川の街バラナシへ向かいました。
ここでは堂々と、ガンジャの入ったラッシー(ヨーグルトドリンク)が売られているんです。
バングラッシーというのですが、普通にメニューに書いてあって、強さが3段階に分かれています。
ライト・ミディアム・ストロング
普通のラッシー:7ルピー
ストロング:8ルピー
ミディアム:9ルピー
ライト:10ルピー
おかしいですよね?
メニューに書いていたので、まちがってるのかどうかわかりませんでしたが、強い方が安いって・・。
まあ、そんな国です。
なぜ堂々と売られているのかというと、バラナシは宗教的な要素が強い街なので、儀式にも使うガンジャが許されているみたいです。
そんな感じのことが、ちょっと前にAmazonのKindle Unlimited読み放題で読んだ漫画「ねこぢる」に書いていました。
それには、バングラッシーはすごくまずいと書かれていましたが、そこまでまずくはないようです。
しばらくして急に効いてくるので、ストロングを飲んだら早めに宿に戻った方がいいということでした。
バラナシではけっこうみんな吸ってましたね。
ガンジス川ではけっこう有名な、漫画のジョジョにも出てくるクミコハウスに泊ったんです。
夕暮れになるとみんな屋上に上がって、夕日とガンジス川を眺めながらチャイを飲んで一服するわけです。
素晴らしい時間でした。
ネパールのマリファナ事情
ネパールもマリファナは違法ですが、総合的に違法の国の中ではいちばん緩いような気がします。
物価も安いですし、インドとかパキスタンに比べてごちゃごちゃしてなくて、人柄もいいので、あぶなくないのもいいです。
そこまで大っぴらではなくても、けっこう普通に吸ってる感じですね。
レストランにはマジックマッシュルームの入ったオムレツとかも売っています。
ちょっと興味はあったんですけど、一人だったので幻覚が見えておかしな行動したらヤバいと思ってやめました。
ちなみに知り合った日本人が言うには、石垣島の牛のふんに生えるキノコを食べると幻覚が見えるといっていました。(今はないみたいです)
つい最近ネパール人夫婦と話すことがあったんですが、旦那はネパールはガンジャが吸えるからいいところだと自慢していました。
マリファナってどんな感じ
マリファナは煙を肺に入れるように意識して吸うらしいです。
口が渇いてくるんですって。
お酒よりも手軽に楽しくなれるみたいです。
お酒と違うのは、耳が研ぎ澄まされるということらしいです。
音楽が楽器ごとに形になってイメージできたりするということです。
とにかく音楽を聴くと楽しくて、特にトランスとか変則的なリズムだと最高らしいです。
だからミュージシャンがよく大麻で捕まったりしてるんでしょうね。
面白い映像を見ながらだと、さらに楽しいということです。
他にはマンチーズといって食欲がわいてきて何でもおいしく食べれたりとか、パートナーがいればボンシャカラカも気持ちがいいということもあるらしいです。
マリファナについて思うこと
マリファナ自体はわるいと思わないけど、法律なんだから守らないといけないかなとは思います。
でもただマリファナは悪いと言っている人を見ると、井の中の蛙なんだと思いますね。
日本の法律がすべてだという刷り込まれた固定概念でしかない。
友達に、マリファナなんか絶対にダメ!と言っていた女の子がいたんです。
絶対にマリファナをやるような人は許せない!と言っていましたが、東南アジアをまわって帰ってきたら180度意見が変わっていました。
私たくぞうも、最近までは反対派でしたが、それは勤労意欲をなくすのは国にとって良くないと思っていたからです。
日本だとシンナーを吸うようなイメージですよね。
負のイメージしかわかないからです。
でも最近思うんです。
引きこもりという大人が何十万人もいる。
もうマリファナで勤労意欲がどうとか、関係ないんじゃないかと。
国がそういう状況をほったらかしにしてるんだから・・。
自殺者が毎日100人いる。
公表では年に2万人台に減ったようなことを言っているけれど、変死者を足したら10万人ぐらいの計算になる。
もしマリファナがあったら、そこまで追い詰められなかった人もいるんじゃないかと。
安楽死制度を求める声も高まってきている。
老後に不安しかないからです。
年金ももらえるかわからないのに、年齢はどんどん引き上げられる。
マリファナがあれば、不安を紛らわせることもできるんじゃないか。
まあ日本はあと半世紀は無理でしょうね。
海外では解禁が増えていく流れですが、日本は覚せい剤と同じだと思っている人が大半ですから。
ただもったいないとは思います。
なんといっても大麻は育てたら無料ですよ。
ドラッグは高額なのに、その中でも害のほとんどない大麻なら、貧乏人だって楽しめるわけです。
お酒のようにカロリーの心配もないし、タバコのようにお金もかからない。
神様の贈り物なのに、犯罪にしてしまうのはもったいないとは思います。
日本人が海外の合法な国で吸うのは違法?
カナダで解禁されたニュースなどをみていると、必ず”日本人は海外で吸ってもいいのか?”という話題になりますよね。
で、驚いたことに最近は合法な国でも日本人は罪になるという答えを出していることが多いんです。
結論はどうかというと、捕まることはないだろうけど、大麻取締法に引っかかると解釈するならやめといた方がいいというのが、私たくぞうの判断です。
そもそも大麻は吸うこと自体は罪になりません。
なぜかというと、となりで大麻を吸っている人がいて、煙を吸ったからといって捕まえることはできないからです。
つまり友達と一緒に吸っていたとしても、つかまるのは所持していた方だけということです。
もし海外で日本の法律が適用されたとしても、所持している現行犯でなければ逮捕はできないのです。
ではなぜ、日本人は合法な国でも罪になるという人がいるのか?
大麻取締法によって「所持や譲渡」が国外であっても適用されるからなんです。
ちょっと難しいですよね。
所持せずにタダでもらってその場で吸った場合は譲渡になるのか?
法的にも問題ないという意見もあります。
解釈の問題もあるし、現実問題として捕まる可能性は、YouTubeで映画をダウンロードして捕まるぐらいの確立もないでしょう。
かといってこの記事はマリファナをすすめるものではありません。
賛成するも反対するも自由ですが、世界は解禁の流れであることや、それによって救われる人がいることも踏まえて考えて欲しいですね。