タバコを吸い始めてから30年が経ちますが、タバコをやめて数カ月が経ちます。
こんにちは、アラフィフ独男のたくぞうです。
物心ついた時のタバコの料金は、ハイライトで180円だったと思います。
父親が吸っていたのがハイライトだったのですが、当時はマンションの中にタバコの自動販売機が置いてあり、よく買いに行かされたものです。
私たくぞうは、幼稚園ぐらいだったのではないでしょうか。
200円渡されて、お釣りの20円がお駄賃となります。
今では子供にタバコを買いに行かせるなんてありえないですよね。
未成年だとコンビニでも売ってくれないし、自動販売機ではタスポというカードが無ければ買うことができません。
タスポを持たせたとしても、子供が自動販売機でタバコを買う姿は、令和の時代には目立ちすぎます。
子供だけで街を歩いてる姿さえ珍しくなっていますからね。
30年、30年ですよ、タバコを吸い始めてからの年月。
当時は高校生でも半分以上は吸っていたんじゃないでしょうか。
とりあえず建物から出たらタバコに火をつける。
電車から降りたら、駅の中でも混んでいようが火をつける。
タバコを吸いながら寿司を握る職人もいれば、病院の待合室にも灰皿が置いてある。
たくぞうが小学生の頃は、先生も教室でタバコを吸っていましたよ。
一部の電車やバスでも喫煙できたし、はじめて海外に行ったときは飛行機にも喫煙席がありました。
それがいつの間にか、時代にそぐわない嗜好品と化してしまったわけです。
なぜアラフィフでタバコをやめようかと思ったか?
タバコを辞めた理由を聞かれます。
健康を気にしてではありません。
長寿の秘訣は喫煙だっていう人もいますからね。
世間の目が気になるからでもありません。
まわりがどんどんタバコをやめていったので、かなり少ない残党の一人でしたが、人がどうこうというわけでもないんです。
そこまでヘビースモーカーでもなかったので、喫煙場所がなければ吸わないでも我慢できた方だし、自宅だけで吸うという選択肢だってあったわけです。
でもやめた。
一言でいうと馬鹿馬鹿しくなってきていたからです。
料金は昔の倍以上になっているのに、世間の目は厳しくなる一方。
やれ副流煙だの受動喫煙だの真面目な顔をしていってますが、今の何百倍ものタバコの煙の中で育った人間からしたら「何を言ってるの?」という話ですよ。
何かといえば「子供がぁ子供がぁ」
ハイハイそうですか。
そんなのも、もう馬鹿らしくなったんです。
確かに理論では負けるんですよね。
嫌煙者と喫煙者が言い争ったら、どう考えてもタバコの煙を出す方が悪い。
その分だけ税金を払ってるという言い分が、もっと強くてもいいとも思うんですけど、世間はそうではないみたい。
「売らなきゃいいのにな。」とも思います。
アイコスなどの加熱式タバコに移行する人も多いけど、自分的にはそれはありませんでした。
それならタバコを吸っとくよって話です。
電子タバコは、これまでに何回か買ったことがあります。
面白いんですけどね。
煙(水蒸気)もホンモノのように出るし、ちょっとした味もある。
見た目もそっくりで、吸うのと同時に火が灯ったようなランプまで点くものもあります。
でも逆に、本物が吸いたくなる。
そんな感じでしょうか。
とにかくやめようと思ったのは、もうあきらめた気分になったからです。
世間の目ではなく、世の中の流れがこんなんなんだなと。
アラフィフ男がタバコをやめたその究極の方法とは
禁煙自体はこれまでに何回も挑戦してきました。
この30年間の中で、2回ほど半年間続いたこともあります。
でも、その時は永久にやめるつもりもなかったし、特に理由もなくまた吸い始めたんです。
なぜその時は、半年もやめることができたのか?
この2回の半年の禁煙と、今回やめることができたのには、共通点があります。
期間とかは、まったく関係ありません。
やめようと思って真面目に向き合うことでもありません。
禁煙外来に通うことでも、禁煙の方法を検索することでも、読むだけで禁煙ができる本を読むことでもないんです。
そんなに意識をタバコに持っていっているうちは、やめることは難しいです。
禁煙というよりも、やめるという言葉を使った方がいいでしょう。
はじめるタイミングは大事ですが、あまり意識してもいけません。
人にも「禁煙をする」とか言わない方がいいです。
どうでもいい感じに持っていくんです。
タバコをやめることなんて、すごく小さいこと。
意識してはいけない。
心の中心から、かなりはずれた場所で、どうでもいい感じに持っていきます。
食後の一服とか、コーヒーと一緒にとかのイメージが、心の中心にやってこないように、そらす感じです。
1日そらし続けてなんともなければ、確率はかなり高くなると思います。
これをさらに効率的にする方法があります。
今回やめることができたのは、これが大きかったかも知れません。
それは、同時にいくつかの悪習をやめるというものです。
たくぞうの場合は、タバコだけでなくアルコールと炭水化物をやめようとしました。
お酒が飲みたい!白いご飯が食べたい!と思いながらも、タバコの事は考えないようにします。
意識がいくのはビールとごはんだけ。
当然いっぺんに全部やめることなんてできないので、ビールを飲んでしまいます。
ちょっとした罪悪感が湧いて、もう一度やめようとします。
タバコは意識しない。
頭をよぎりそうな兆しを感じたら、すぐにそらす。
「一本だけ吸っちゃおうかな。」の「一」で素早くそらす。
1日続けば3日。
3日続けば、もう成功したも同然です。
タバコをやめるなんて、しょうもないことなんです。
アラフィフになってタバコをやめたまとめ
もともと「あぶない刑事」や「BE-BOP HIGH SCHOOL」などをみて、カッコいいと思って吸い始めたタバコです。
チョット悪ぶった主人公は、みんなタバコを吸っていました。
令和の時代では、喫煙シーンをテレビに映すことを避けるようにすらなりました。
カッコ悪いに、変わってしまったのかもしれません。
大人の男を象徴していたタバコ
昭和~平成中盤までの生活には欠かせなかったタバコ
強引な当て字の煙草
実はポルトガル語のタバコ
悩んでいるとき、疲れたとき、楽しい時もいつでもタバコがそばにありました。
でも私たくぞうの令和からの時代の思い出にタバコは出てこないはずです。
さようならタバコ。
タバコの時代は幕を終えるときが来たのです。
知らんけど。