「NHKをぶっ壊す！」
2019年のユーキャン流行語大賞には候補にも挙がりませんが、事実上の流行語大賞といってもいいほど、世間にN国旋風を巻き起こしましたよね。
党首の立花孝志さんの名前も、世間に知られるようになりました。
でもみんなに好かれているのか？というとそうでもありません。
世間は、支持者とアンチに真っ二つに分かれた状態です。
信者VSアンチ
たしかに行動や言動は過激なところがあるので「ヤバい人」という見方もわかります。
マツコ・デラックスさんの出てるテレビ局に押し掛けたり、議員を辞めたと思ったら市長に立候補したり、やることがぶっ飛んでいます。
でもその反面、メンタリストDaiGoさんや、ホリエモンさんらに「逆に（頭良すぎて）ヤバい」と思わせて味方にしてしまうという面もあるわけです。
ニュースだけ見て、よくわからない人からすると
この人は何がしたいの？
となりますよね？
メディアに嫌われているので、記事は印象操作する気満々の内容ですし、取り上げて欲しい選挙のときには一切報道しないという徹底っぷりですから、余計にわけがわからなくなると思います。
本当に知りたければ、YouTubeで本人がすべて語っているので、それを見るのがいちばんではあるのですが、毎日何本も動画をあげる人ですから、余計にこんがらがるかも知れません。
そこで、私たくぞうが、N国党の立花孝志さんが、一体どういう人で、何がしたいのか？ヤバい人なのかどうかを、できるだけわかりやすく説明したいと思います。
立花孝志氏の経歴
立花孝志氏は、昔からYouTubeで「NHKをぶっ壊す」といい続けていた人です。
実は私たくぞうは何年も前から、YouTubeでみて知っていたんです。
NHKの受信料は払っていませんでしたが、昔から不公平な料金システムには納得できなかったので、応援していました。
一人ですごいことやってる人がいるなと思ってみていたんです。
この頃の印象は、すごく頼りになるけれど、ちょっと輩っぽい一面もあるという感じでしょうか。
集金人に対して怒鳴ったりするので、スカッとする反面、ちょっと怖くなるのです。
味方にしたら頼もしいけど、敵にまわしたら怖いというやつですね。
ではプロフィールをみてみましょう。
名前：立花孝志
生年月日：1967年8月15日のアラフィフ
出身地：大阪
立花氏は高校卒業後に、約20年間NHKで職員として働いていましたが、不正が嫌になり内部告発をして辞めます。
しばらくは、パチプロでかなり稼いでいたようです。
2012年には「ひとり放送局」と称して、活動が始動します。
2015年には、千葉県船橋市の市議に当選。
2016年には、東京知事選に出てNHKの政見放送で「NHKをぶっ壊す」をやるに至るわけです。
この年の東京知事選（舛添のバカがクビになった代わり）は、はじめから小池百合子で決まる空気はありましたが、立花さん以外にも、桜井誠氏、後藤輝樹氏など、ちょっと時代が変わっていく予感のある選挙でもありました。
ですが、 メディアでは、小池、鳥越ともうひとりの３人しか取り扱っていなかったので、ネットでもごく一部の中で話題になった程度。
この頃は桜井誠氏の演説の方が盛り上がっていました。
2017年には、東京都葛飾区議会議員に当選。
2018年には、芸能事務所に所属。
そして2019年の７月に参議院議員通常選挙の比例区で当選して、NHKを国民から守る党（通称N国）が党として認められたわけです。
ここから一気にいろんな意味で注目されはじめます。
マツコ・デラックス事件もこの頃です。
参議院議員といえば、任期は６年ですから、何もしなくても６年間は安泰で、年間数千万円（３千万円強）の給料がもらえます。
それを３カ月もしないうちに、あっさりと辞めてしまいました。
その理由は、埼玉県選挙区の参議院議員の補欠選挙に出馬するため。
しかも任期は約３年なので、３年短くなってしまうわけです。
結果は落選。
その後すぐに、神奈川県の海老名市の市長に立候補しますが、またも落選。
立花孝志氏はなぜ嫌われるのか
最近はカピバラの愛称でも親しまれている立花氏ですが、立花氏の事を嫌いだという人が多いのも事実です。
なぜそんなにも嫌われるのでしょうか？
私たくぞうは、昔からYouTubeをみてきたので、応援したい気持ちもありますが、たしかに、ちょっとイヤな部分もあります。
人の悪口をいう時に口が悪い時と、ちょっと冷たく感じる時があるんです。
１０あれば１０好きになる必要はないと思いますし、1.5ぐらい嫌いな部分もあるという感じですかね。
立花氏が世間から嫌われる理由のひとつは、先ほども話したように、動画によってはちょっと輩っぽく怒鳴ることもあるからだと思います。
やっぱり、それだけで社会不適合者の悪人だと決めつける人も一定数いますからね。
もうひとつは、理解できないということです。
人って理解できないものを怖がるものですから、理解できないものは避けたいという心理が働くのは当然のことです。
NHKを壊すのにマツコを壊そうとしている！？
参議院議員を辞めて参議院議員に立候補！？
一体何がしたいのかわからない！
マツコのファンだっているでしょうし、ふざけているようにとる人もいるかも知れません。
そして立花氏が嫌われる三つめの理由は、嫉妬です。
高卒なのに、NHKで高給取り、その後はパチプロでそれ以上に稼いで、YouTuberでも成功。
バツイチで、子供も二人いて、女性関係も手広くて、現在は娘と同い年の２０代の恋人がいる。
とまあ、これだけ嫌われる理由ははっきりとあるわけです。
それに加えて、アンチの人は立花氏の広告収入になるのが嫌なので、動画を見ませんから、情報源はマスコミのみ。
そのままキレイに印象操作をされてしまうわけです。
あとは、左と右で分けると右だと思うんですよね。
思想ではなくて、思考が理論的というか・・。
Yahoo！ニュースのコメントにはアンチが集まるんですけど、 「ヤバそう」「この人を当選させたら終わり」とか、イメージだけの感情的な左的な考え方なんです。
憲法９条改正反対！と、ラップで泣きながら訴えているけど「憲法９条にはなんて書いてあるんですか？」と聞かれるとまったく答えることができないような左の人は、立花氏のことを嫌いそうな気がします。
立花氏はなぜ好かれるのか
嫌われる理由について考えてみましたが、逆に好かれる理由についても考えてみたいと思います。
ひとつめは、昔からYouTubeをみてる人ならわかるのですが、ブレないんですよね。
アンチの人はNHKをぶっ壊すといいながら、関係ないことばかりしてるとか、崎陽軒のシウマイは買わないといって、すぐに撤回してるとか、ブレてばっかりいるようにいう人もいますが、それは揚げ足取りであって、芯はブレていません。
もしブレていたら、ファンも離れていきますし、今やっていることも、すべてはNHKをぶっ壊すための足固めであるわけです。
ふたつめは、お金に関して、この人ほどクリーンな人はいないからです。
キレイごとをいっても、政治家がいちばん大事なものはお金だということは、みんなわかっています。
政治のことを語りながらも、心の中では結局はお金なんだろうと思って諦めているわけです。
ですが立花氏は、議員になってからの収入やYouTubeの広告収入など、惜しげもなく公開していますし、借金の額や使い道までも明らかにしているんです。
なんといっても参議院議員を続けていれば、６年で約２億円入ったのを自ら辞職したわけですから、欲に支配されていないことは明らかです。
みっつめは行動が早いし、よく働いています。
視聴者を飽きさせないというか、思ってるよりも行動が早いんですよね。
追いつかないというか、動画あげすぎというか・・。
そしてよっつめは、、えーっと、未来が明るくなりそう！？
えーつまり、日本を変えてくれそうな気がするわけです。
もしNHKが壊れたとしても、月に２千円ぐらい払わなくていいだけだし、なんなら今までも払ったことないから、別にどうでもいいという人もいるかも知れません。
でもお金だけじゃないという気持ちもありますよね。
既得権益のように、おかしいことなのに、いつまでも横行していることが、明らかになるきっかけになってくれるんじゃないかと、期待もしているのではないでしょうか。
マツコ・デラックス事件とは
2019年の7月にN国が参議院議員選挙に当選したわけですが、東京MXの「5時に夢中」という番組で、マツコ・デラックス氏が、立花氏に対して「気持ち悪い」、投票した人に対して「ふざけて投票した人もいる」という発言をしたんです。
これに怒った立花氏が、マツコ・デラックスとMXに対して、謝罪を求めて抗議したけれど、だんまりを決め込まれている状態が続いているわけです。
立花氏にしてみれば、命がけで選挙をやって来たでしょうし、それに応えてくれた支持者までけなされたわけですから、そりゃあ腹が立って当然ですよね。
もう少し細かく言うと、国民の共有の財産である電波を使って、所感だけで一方的に避難したことが問題なわけです。
それに一般市民ではなくて、党首が訴えているのに無視をされては、顔も立ちません。
マツコ・デラックス氏は精神的にやられてるといった情報もあるので、あまり攻めることもできなくなった。
ということでマツコ・デラックス氏に対して集団訴訟を起こすことになったんです。
原告はN国に投票した人１万人で立花氏は入りません。
裁判費用は一人１００円程度ということなので、カンタンに言うと１００円払って裁判しませんか？勝ったら１万円もらえます、ということです。
弁護士費用１００万円で、１億円の訴訟を起こすわけです。
マツコ氏とMXに謝罪要求をして、12月までに謝罪があれば、訴訟は起こさないということですが、どうなるでしょう。
なぜ埼玉の参議院議員の補欠選挙に出馬した？
令和元年10月10日に、参議院議員を辞職して、10月27日の埼玉の参議院議員の補欠選挙に立候補しました。
結果は落選なのです。
でも、なんでわざわざ６年間安泰の地位を捨ててまで、約３年の任期しか残っていない、ゆかりのない？埼玉の選挙に出たのか不思議ですよね？
注目を集めたいだけのユーチューバーのように思われても仕方がないかも知れません。
だって理解ができないから。
でも年収３千万円を捨ててるわけですから、お金のためではないことは明白です。
では何のために？
毎日のようにYouTubeをみていた私たくぞうもびっくりしました。
本当に突然言い出したからです。
埼玉の補欠選挙ですが、誰も立候補しなければ、上田前知事が当選するという選択肢しかありませんでした。
最初は自分でも出ようとは思っていなかったみたいで、「このハゲ―！」で有名な豊田真由子元衆議院議員、その他の人を誘っていたみたいです。
でもいい返事がもらえなかったので、「そうだ、自分が参議院議員を辞めても、繰り上げ当選されるのは、うちの党だからから自分が出よう！」
ということになったわけです。
既得権益 対 反既得権益でもあり、全政党 対 N国でもあったこの選挙を取り巻いていろいろあったんですよね。
立花氏が参議院を辞めたときには、ちょっとニュースになりましたが、選挙がはじまると報道はピタッと止まります。
立花氏も言っていましたが、勝負のカギは投票率にあったんですよ。
テレビやニュースで報道しようもんなら、投票率が上がって、立花氏が当選する可能性が高くなるわけですから、一切報道されなかったわけです。
埼玉県のホームページにすら、選挙の案内がない事態にもなっていました。
そして立花氏の落選が決まった途端に、落選の報道があったかと思えば、NHKが受信料未払い4560円に対して提訴をしてきたんです。
もう話が次から次へと絶えない、N国党の立花さんですが、いろいろやっていてもすべてがNHKをぶっ壊すためなんですよね。
最近は哲学的？立花語録とも言うような動画も上がっていますが、もう止まらないでしょう。
立花孝志まとめ
何ともまとまらない記事になってしまいましたが、何となく言いたいことは伝わったのではないでしょうか？
とにかくNHKをぶっ壊すために、いろんな策略をどんどん行動に移しているわけですね。
常識離れしているので、嫌悪感を示す人もいる反面、絶対的な支持者も増えていっています。
まあYouTubeも見ていて面白いんですよね。
政治のことがわからなかった人も、政治に興味を持つきっかけになったりしてるみたいです。
伝えるのもうまいから、言い方は悪いですが、バカでも理解できてしまうわけですよ。
ヤバい人ではあるけれど、悪い人ではない。
そんな人です。
