こんにちは、アラフィフ独男のたくぞうです。
若い時に猿岩石と深夜特急の影響を受けて、20代のときにバックパッカーをしたことがあります。
もう一回やってみたいような、みたくないような。
深夜特急の中に「年を取ったら動かないのが賢明」というような言葉が出てきますが、たしかにアラフィフでバックパッカーをするのは、肉体的にもきびしそうですよね。
当時オーストラリアのユースホステルで、アラフィフのヨーロッパ人が同室で、一人で旅行してるときいて、ちょっと刺激をうけたことがありますが、自分もそんな年になってしまった。
ちょっとした「やるなら今しかねえ」です。
とにかく、そんなに長期は厳しいけど、1か月ぐらいなら東南アジアでも周ってみるか、という感じで出かけてみることにしました。
駆け足ですが、1か月でタイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、マレーシアを効率よく周れたのではないかと思います。
費用は込み込みで12~13万円ぐらいだったかな。
- 大阪~バンコクの飛行機代:約3万円
- マレーシア~大阪の飛行機代:約1万5千円
- 宿代:約10ドル×一か月:約3万3千円
- 食費:約10ドル×一か月:約3万3千円
- 移動費その他:約2万円
アラフィフだけど、はじめてだけど、ちょっとした旅をしてみたい方の参考になれば幸いです。
1日目:関空からタイの首都バンコクへ
バンコクへは何回か行っているので、特に緊張感もなく、現地調達スタイル、かばんも現地で買っちゃおうということで、ほぼ手ぶらのような格好で出かけました。
バンコクの片道チケットなので、あとは自由です。
関空から約5時間半でスワンナープ空港に到着。
とりあえずは世界の玄関カオサンロードに向かいます。
今や格安チケットは当たり前ですが、昔から格安チケットを扱っていた旅行者街です。
空港から直でCITY LINEに乗れるので、カオサンに近そうなパヤタイ駅で降りました。
鬼のように暑いし、歩いて行くのは厳しそうだったのでタクシーに乗りました。
タイに行くとけっこうタクシーは活用します。
ちゃんとした車でエアコンも効いててメーターもあるし、トゥクトゥクよりも絶対にいいです。
約150円でカオサンに到着しましたが、年だからかカオサンはなんか若すぎるお気うがして、ちょっと離れたユースっぽいところに部屋を取りました。
一泊約1,000円でトイレシャワー共同で扇風機だけの部屋です。
夜ご飯は、パッタイとガパオとビールで約500円。
むちゃくちゃ蚊に刺されたので、ほとんど寝ることができませんでした。
これが馬鹿にはできなくて、私たくぞうはデング病にかかって、バンコクで2週間1入院したことがあります。
免疫ができたんかな?
2日目:カオサン
昼ごはんはいちばん好きなタイ料理のカオマンガイを屋台でいただきました。
何も持ってきてなかったので、蚊除けスプレーはもちろん、半パンとサンダルにそんなに大きくないリュックを買いました。
昔バックパッカーをしていた時は、宿がけっこう憩いの場になって、仲間ができてという流れがあったものです。
カオサンでも一本路地に入ると、安宿兼マッサージ屋があって、みんなでのんびり過ごすのが楽しかったのですが、そんな宿も今はありません。
もしあったとしても、アラフィフのたくぞうは、ちょっと違うんでしょうね。
何もしたくないので、カンボジアに向かうことにしました。
翌日のバスチケットがあっさり買えました。
アンコールワットのある町、シュムリアップまで約1000円です。
することないので何時間も歩いて時間をつぶして、カオサンに戻ってフットマッサージを受けて蚊除けスプレーをして寝ました。
3日目:カオサンからシェムリアップへ
朝7時半に約束の場所で待っていると、バイクのおっさんが寄ってきて、2ケツでバスのあるとこまで連れていかれました。
よくあることですが、バスに乗ってから出発まで1時間かかりました。
しかも1時間ほど走ったら、今度は止まったまま動きません。
乗り遅れた客がタクシーで追いかけてくるので、待っているということでした。
しばらくして現れたのは日本人のおねーちゃん二人組。
このおねーちゃんのせいで、みんなが待っていたのですが、全く悪びれてもいませんでした。
荷物はカオサンのホテルに置いたままなのか、荷物は枕だけで、近所のコンビニに買い物にでも行くようなラフすぎる服装。
この時は馬鹿な風俗嬢だろうと思ってました。
国境には昼に着くはずだったのですが、気が付けば15時です。
簡単な手続きでカンボジアのビザを取って入国します。
このままバスで行くと、5時間かかるので夜になってしまう、いやだなぁというタイミングで、タクシーが声をかけてきます。
「タクシーなら2時間で着くよ」
結局日本人のお兄ちゃんと、さっきのねーちゃん2人とあいのりすることで、一人10ドルなので、タクシーで行くことにしました。
やられた感はあったのですが、昔見た「電波少年のアンコールワットへの道の舗装」のような道路(土で悪路)を想像していたので、タクシーの方がいいだろうと思ったのもあったんです。
いい意味で予想は外れて、舗装された快適な道路でした。
頭悪そうなねーちゃんとの車中はどうだったのかというと、おにーちゃんもみんな大学生で、おねーちゃんはそれぞれアメリカとどっかに留学中で二人とも英語ペラペラ。(タクシーの運転手としゃべってた)
ボランティアの話とか、どこの国の企業がどうとか、就職はどこの国でしたいとか、そんな話で終始盛り上がってました。
私たくぞうは、何もしていないのに、ひとりで屈辱感を味わっていたのです。
予定通りアンコールワットの町シュムリアップについて、すぐにトゥクトゥクの兄ちゃんをつかまえて、10ドルの安宿に連れて行ってもらいました。
部屋は結構広くて、エアコンはないけど、天井に大きいファンがついてます。
アンコールワットはトゥクトゥクを、チャーターして周るものだというので、しつこいので宿の人に予約しました。
よくあることですが、夜中に停電があって、ファンが止まってたので暑くて眠れませんでした。
4日目:アンコールワットへ
とにかく暑い。
宿で朝食をとって、兄ちゃんとトゥクトゥクでアンコールワットに向かいました。
アンコールワットは、テレビで見る機会が多いですよね。
私たくぞうがいちばんに思い浮かぶのは、映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」です。
実話をもとにしていて、シャムリアップに主人公のお墓もあるらしいです。(行ってないけど)
宿から約15分で到着。
降りてから例のあの建物までがけっこう長かったです。
もうあの建物をみたので満足したのですが、アンコールトムだとかなんだかよくわからない遺跡も見るように言われたので、正午まで観光。
とにかく暑いので宿に戻りました。
とにかく暑いので何もする気にならず、夕方に観光客向けのマーケット周辺を散歩しただけ。
コンビニもタイとかに比べて、クーラーがあまり効いてないので、本当に逃げ場がない。
帰ってきたらすごいスコールだったので、帰ってきてて正解。
向かいの洗車場の兄ちゃんと姉ちゃんは、服のまま石鹸を付けて雨をシャワーにして体を洗ってて、宿の兄ちゃんたちはマリファナを吸っていました。
5日目:シャムリアップでだらだら
宿で翌日のプノンペンまでのバスを予約した。
暑いけど曇っていたので、ちょっとマシ。
昼はケンタッキーまで歩いて、セットを食べた。4ドル。
カンボジアでは、ふつうに米ドルが使えます。
夕方になってオールドマーケットまで歩いて行った。
一人で歩いてても、呼び込みしてくるので、レストランに入りやすかった。
庶民的な食事もありそうなとこに決めて、カエルの照り焼きと、エビとイカの辛くないチリソース的なのとアンコールビールを頼んだ。
これが両方とも美味しかった。そして両方ともライスがついてた。
ビールも飲みやすく、やっと旅始まって以来、落ち着けた感じ。
水槽に足を入れるドクターフィッシュが、2ドルでドリンク付きだったので、挑戦してみた。
想像以上にガサガサで、カブト虫が50匹くらい群がってるような感覚。
一カ所かじられてる気がしてしょうがなかったが我慢。
終わってから見てみたら少し食われてた。