こんにちは、アラフィフ男のたくぞうです。
約1か月の東南アジア一人旅その⑤でございます。
その①タイのバンコク~カンボジア
その②カンボジアのプノンペン
その③ベトナムのホーチミン~
その④ベトナムのニャチャン~ホイアン
16日目:ベトナムの首都ハノイ
フエから首都ハノイへは朝の7時に到着します。
よくあることですが、朝の4時ごろに誰かが携帯で、バス中に響き渡る声で会話し始めたので、目が覚めました。
到着したのはバスターミナルでもなく、どこかわからない街中でした。
迎えが来るといわれていたのですが、来そうにもないので、ホテルの名前がわかっていたので、タクシーで向かいました。
タクシーのメーターが、見たことがない速さで上がっていってたので、ちょっと怖かったのですが、無事にたどり着きました。
ボラれたのかどうかわからない微妙な金額でしたが、そこまで気になりませんでした。
やっぱりバスターミナルに迎えに行ってくれてたみたいで、行き違いになっていたようです。
戻ってきたのは、日本語を少ししゃべる若いお兄ちゃんで、名前はハン君といいます。
そのハン君が、あとでお茶でも飲みに行こうというので、シャワーをして街を一緒にぶらつきました。
雨がちょっとパラついています。
ハノイの街は、ホーチミンとは対照的で古く、イメージしていたベトナムに近かったです。
ただアオザイを着たおねーちゃんを見ることはありませんでした。
道端にイスだけ置いた店?でお茶を飲んで、その後フォーを食べて宿に戻って休憩しました。
ハン君が15時からビールを飲もうというので、仕方なく付き合うことにしましたが、翌日はハロン湾にツアーで行くので、本当はもっと一人でウロウロしたかったのです。
空芯菜炒めをつまみに、中ジョッキよりちょっと小さいグラスでビールを5杯ほど飲みました。
ハン君はおごられる前提なのか、8杯ぐらい飲んでました。
別にいいのですが、ハン君は仕事前です。
そんなのまったく気にしていない様子でした。
ちなみに本当か嘘か知りませんが、こっちでは飲酒してバイクを運転しても問題ないといってました。
ハン君は仕事なので、帰って寝ていたのですが、しばらくするとビールを買ってきたから飲もうと起こしに来るのです。
私たくぞうは、翌日は朝からツアーなので、水を飲んで付き合うことに。
ハン君はさびしそうにいろいろ愚痴っていました。
友達はいないし、仕事はパートタイムしかないということです。
ただなぜか日本人の彼女がいるといって、電話していました。
あらためて海外でもタダで、テレビ電話ができる今の時代ってすごいと感じました。
しかもその彼女が3日後に会いにやってくるらしいんです。
23時過ぎに、明日の夜も飲もうと約束して解放されました。
17日目:ハロン湾へ1日ツアー
朝6時過ぎに起床して、朝ごはんを食べようとぶらつきますが、いい感じのところが見つからずに、ビスケットとカンコーヒーを買って宿で食べることにしました。
8時前にハロン湾行きのツアーの小型バスが迎えに来て出発。
ホテルをピックアップして回ります。
よくあることですが、時間を守れないやつがいて、30分待たされましたが、結局ほって行くことに。
ハノイから3時間半。
昔ベトナムに行ったことがある人が、ハロン湾をすすめていたので、ハロン湾に行くことは決めていたので、往復7時間ですが、しょうがありません。
船に泊まるプランもあるみたいで、すすめてきましたが、まったく興味がわかなかったんです。
12時半に到着して、船に乗り込みました。
あとは同じような景色が続くだけです。
途中で手漕ぎボートに乗ったり、趣味の悪い色でライトアップされた鍾乳洞を見たりしました。
そんなこんなで17時半ごろハノイに向けて出発です。
21時頃にハノイに着いたら、けっこうにぎやかな感じでした。
屋台?の焼肉屋があったので、そこで夕食をとることにしました。
野菜もたっぷりで、ネギやトマトも入っています。
ホビロンと同じように、コショウとチリにライムを絞った奴につけてパンと食べます。
コーラ2本飲んで約400円でした。
ハン君が待っているので、ホテルのロビーでビールを飲んでから寝ました。
明日はラオスに向けて出発です。
ハロン湾で1日とられたので、ハノイに2泊は少なかったと思います。
18日目:ラオスへ
朝6時に起きてロビーに降りました。
空港までのエアポートタクシーの料金は、すでにハン君に払っているのですが、タクシーはやってきません。
ハン君が別のタクシーを呼んで、それに乗ることに。
本当は2日後に彼女が来るハン君にお小遣いでもあげようと思っていたのですが、なんか嫌な予感がしたのでやめて、タクシー代が不安なまま出発です。
空港まで約1時間、タクシーのメーターは上がり続けてました。
最後に嫌な思いをしたくないと思っていたのですが、料金を請求されなかったのでセーフです。
チップをねだられましたが、残っていたベトナムのお金をあげたら喜んでいました。
ベトナムは思っていたよりも、人が良くて物価も安くて、料理も美味しくて過ごしやすい国でした。
平均的に女性もキレイな人が多かったように思えます。
アオザイが見れなかったのですが、今どき着てる人はいないのでしょうか。
チェックインを済ませて、ホットドックとコーヒーで朝食。
小型の飛行機で、ラオスのルアンバパンへ向けて出発です。
なぜかお客さんは白人の年寄りが多くみえました。
約1時間で到着。
これまで見たことがないくらい、ちいさな田舎の空地のような空港です。
50ドルを両替すると400,000キップ。
0を2つとれば、だいたい日本円と同じぐらいなので、計算がラクです。
ルアンバパンで1泊しようと思っていたのですが、まだ11時だったし、空港を見る限り、いてもしょうがなく思えて、バンビエンに移動することにしました。
空港からバスターミナルまで、歩くには遠そうだったので、タクシーチケットを買ったのですが、すぐ近くなのに空港プライスで80,000キップ(約800円)もとられました。
ありえないぐらいショボイ空港なのに、タクシー代は日本よりも高いんです。
バスチケットは約880円で、6時間でバンビエンに着くと言っていました。
近くの店でサンドイッチとコーラと水を買って240円。
もう何が高くて安いのか、よくわからなくなってきました。
暑い中、ボロボロのバスで14時頃に出発です。
ちょっと遅いけれど、20時ごろには着くはずだとこの時は思っていました。
30分も走ると、そこそこ高い山道を走っていました。
昨日の今頃は海の上にいたというのに、不思議な気分です。
2時間も走ると、窓を開けていたら寒くなってきました。
ひたすらクネクネした道を、けっこうなスピードでとばし続けます。
雨も降ったりやんだりで、暗くなってもう飽きてきました。
壊れた屋根がうるさいし、ちょっとでも早く着くことを願いましたが、一向に着く気配がありません。
19時半ごろ街があらわれて、到着かと思ったら、まさかの休憩です。
20時に動き出したのですが、21時になっても22時になっても到着しません。
聞いてもまったく英語がわからないみたいなので、会話になりません。
こんなにとばしてるのに遅いわけがないし・・。
ということで、やっと確信しました。
「違う場所に向かっている・・。」
電気もついていないバスが、真っ暗な山道を雨の中、壊れた屋根が揺れるたびに大きな音を立ててけっこうなスピードで何時間も走っています。
もうどうでもいいや・・と思いはじめました。
もう行きつくとこまで行ってくれ、そう思いながら眠りにつきました。
ようやく終点?に着いたらしくバスを降ろされたのが24時をまわっていました。
ほとんど誰もいなくて何もない、どこかわからない場所に、24時過ぎに降ろされたんです。
一緒のバスだったネパール人の夫婦が「トゥクトゥクで街に行くから一緒に行こう」と誘ってくれました。
英語が話せるので、ここはどこかと聞くと「ビエンチャン、キャピタル(ラオスの首都ビエンチャン)」と答えました。
つまりルアンバパンから、バンビエンを超えて、首都のビエンチャンまでやってきたわけです。
はじめからビエンチャンに来ることもできたのに、わざわざ10時間もかけてボロボロのバスでやってきたんです。
バスの出発前に、チケット売り場の兄ちゃんと運転手にそれぞれ確認したのにです。
これはさすがによくあることではありません。
怒りのぶつけ場所がなくて、もう疲れきってしまいました。
街に着いたのが夜中の1時ですから、宿は閉まっています。
人影もほとんどありません。
ネパール人夫婦はすぐにホテルを見つけて行ってしまいましたが、私たくぞうには、バイクに乗った情婦が近づいてくるだけ。
トゥクトゥクがいたので、今から泊まれる安宿に連れて行ってもらうことにしました。
50メートルほど先の安宿へ連れていかれ、ちゃっかりお金を取られましたが、仕方がありません。
なんかラオスが嫌いになりそうです。