こんにちは、アラフィフ男のたくぞうです。
約一か月の東南アジア一人旅の旅行記その③でございます。
タイのバンコクから、カンボジアのアンコールワット、首都のプノンペン、そしてベトナムのホーチミンに向かいます。
ホーチミンといえば、その昔サイゴンと呼ばれていた場所です。
9日目:プノンペンからベトナムのホーチミンへ
朝の6時にバイクの兄ちゃんが迎えに来るので、5時に起床して準備。
下に降りたら、もうすでに待っていました。
宿代を2泊分20ドルを払ってバス乗り場へ出発。
バイクの兄ちゃんには5ドル+残ってたカンボジアのお金をあげました。
合わせて8ドルぐらいだったと思います。
朝は早いですが、5分ほどの距離だったので、金額的には十分だったのではないでしょうか。
それにしても、旅をしていて、こんなに欲のないバイタクははじめてかも知れません。
全く自分からいくら欲しいとは言ってきませんでしたからね。
おまけに時間とか礼儀もしっかりしてて、東南アジアではめずらしい、私たいぞうと同じような性格でした。
バスのチケットには窓側の4番と書かれていました。
よくあることなのですが、すでに誰かが座っています。
どうでもいいので、隣に座ると、たくぞうの席に座ってたおっさんが、50センチぐらいのフランスパンをくれました。
リュックは手元になく、しょうがないので30分かけて食べました。
バスはめずらしく時間通りに出発したので、10時半には国境に到着して、少しバスから降りて簡単な手続きだけで、ベトナムに入国しました。
国境から2時間ほど走ると、ホーチミンの中心地です。
東南アジアのバスあるあるですが、車掌みたいな人がなぜか威張ってて、おかしな人が多いです。
今回は車掌?がまともそうだったのが、スムーズにたどり着いた要因だと思います。
ベトナムの第一印象は、思ったよりキレイで、バイクがカンボジアにも増して多く、バイク用の道路があるところもありました。
バスが着いたのは、ちょうど安宿街のそばで、宿に困ることはなさそうです。
さっそく客引きのおばちゃんに連れられ、付いていったらバッチリの条件だったので、すぐに決めました。。
10ドルでホットシャワー、トイレ、ファン、エアコン、冷蔵庫、Wi-Fi 。
ベトナムもドルが使えるのですが、現地の通貨もある程度あった方がいいので、1万円を両替しておきました。
約260万ドン 。
昼ごはんは、欧米人向けのレストランでステーキとビールにアイスコーヒーで約1,000円。
おかまの店員さんの雰囲気のいいお店でした。
コーヒーはかなり甘めですが、おいしかったです。
日本以外だと、最初から甘いコーヒーって多いですよね。
ちょっとうろうろしてたら、知らない間にマッサージのチラシを7枚ももらってました。
あまりベトナムのマッサージって聞かないけど、タイ並みにお店はあるみたいです。
料金は1時間で4~500円というところです。
宿に帰る途中でミニストップがあったので、コーラを2本とオレンジジュースを買いました。
約65円です。
あくまでも私たくぞうが行ったことのある国だけの話ですが、街のクオリティからすると、物価の安さはいちばんのような気がします。
宿に戻り、クーラーとWiFiのあることに感謝しながら、スマホをいじってゴロゴロと予定を立てました。
夕食は近所のレストランで済ませて、スマホをいじりながら寝ました。
10日目:ホーチミンでのんびり過ごす
特に行きたいところもないので、街をぶらぶらすることにしました。
曇っているからか、そこまで暑くもなく過ごしやすい天気です。
大きな公園があるので、そこでボーっとしたり、マーケットをのぞいたりして過ごしました。
マーケットは壮大で、ありとあらゆるものが所狭しと並べられています。
荷物にならなかったら、いろいろ買いたかったのですが、まだ旅は序盤なので、そういうわけにもいきません。
昼ご飯を食べて部屋に戻って休憩しました。
出かけるときに、宿のねえちゃんが「次はどこに行くの?」と聞いてきました。
「明日ニャチャンに行くつもり」と答えると、バスのパンフレットを見せてきて、このバスで10ドルだというのです。
写真を見ると、席がイスではなくて寝転がれるようになってるんです。
面白そうなので、チケットをたのみました。
バスの料金表にsittingとsleepingがあったので、何のことだろうと思っていたら、そういうことだったんです。
もう特にすることもなかったので、スマホを見てたら「ホビロン」という料理が気になりました。
孵化寸前のアヒルの卵を茹でたものなのですが、それを食べることをホーチミン最後のミッションにすることにしたんです。
夜しか食べないという情報があったので、暗くなるまで待って、歩き回って探したのですが、一向に見つかる気配はありません。
スマホの情報にあった屋台を探したけどみつかりません。
そんな食べ物があるのかということすら疑問に思えてきました。
これで最後にしようと、ツーリスト街からどんどん離れて歩いて行きました。
しばらくすると、道端にばあさんがやっている屋台とも言えないぐらいの粗末な店を発見。
ままごとのようなテーブルと、風呂でつかうようなイスをいくつか並べてるんです。
カップルが一組いて、のぞいてみるとそれらしきお皿がみえました。
横でお湯を沸かしてるおばあさんに「ホビロン?」とたずねると、うなずいたので、食べたいというジェスチャーをしたら、椅子に座るように言われました。
卵を2個あたため、皿の上に香草と小皿に塩コショウ、ライム、チリソースを添えて出してくれました。
卵の上の部分をうまく割って、チリソースと塩コショウにライムを絞った汁をかけながら食べるわけです。
味は美味しいです。
臭くもないし、羽とか骨とかが気になることもありません。
料金がわからないので、おばあちゃんにとってもらったのですが、50円弱ぐらいでした。
夜もうろうろしていると、あらためてバイクの多さを感じました。
カンボジアとは比べものになりません。
最初は道路を渡るのが怖かったのですが、だんだん慣れるのは不思議です。
この日は2つ変わった光景を見ました。
1つは街中を、全身血だらけでボロボロの男の人がフラフラと歩いていたのと、夜の公園でおばちゃんが20人ぐらいで井森美幸張りのエアロビクスを踊っていたことです。
血だらけの人は、歩いてるのも不思議なぐらいでしたが、とても「大丈夫ですか?」といえるような雰囲気ではありませんでした。
今頃元気になって笑っていることを願います。
公園でエアロビはいいと思うんですよ。
みんなで楽しくダイエットできて、お金もかからないで。
でも欧米人がみんな面白がって動画をとっていたので、ちょっと外国人が多く集まる場所ではどうかなと思いました。
11日目:海のリゾート地ニャチャンへ
チェックアウトを済ませ、宿でバスのピックアップを待ちました。
なんとピックアップは徒歩。
宿を歩いて回って、ピックアップしていくので、欧米人たちとぞろぞろと歩いてバス乗り場に向かいました。
席は縦に6列×横3列×2段で36席。
リクライニングで40度ぐらいまで倒れます。
足はギリギリ延ばせるので眠ることができます。
私たくぞうの席は、いちばん前の2階の窓側なのでなかなかいい席です。
よくあることですが、ラジオがガンガンで眠ることができません。
11時に食堂に止まって昼食休憩です。
システムがわからず、困っていたら、これという感じで料理を置かれたので、選ぶことができませんでしたが、これがまあまあ美味しかったです。
豚と大根の煮物にご飯で、和食に近い味付けでした。
値段は135円ぐらい。
バスは相変わらず音楽がうるさくて、眠れません。
あるあるですが、クラクションをやたら鳴らします。
例によって、わけのわからない停車もありながら、一応予定通りの18時半にニャチャンに到着しました。
もうちょっとのんびりした田舎だと思っていたのですが、 思ってたよりも街で、大きいホテルもけっこうあります。
そうなると心配なのが、宿代です。
リゾート地なので、多少高くなるのは覚悟しないといけません。
呼び込みの兄ちゃんが声をかけてきたので、とりあえず部屋を見てみました。
1階の部屋が窓なしで7ドル、2階の部屋がバルコニー付きのダブルベッドが2つあって広くて8ドル。
もちろん2階の8ドルの部屋を選びました。
兄ちゃんも人当たりが良くていい奴そう。
夕食がまだだったので、近くの屋台で料理を頼んだら、鶏肉の入ったお粥でした。
ちょっと物足りなかったけど、ビールでお腹を膨らませました。
帰りに水とコーラを買って帰ろうと、探すのですが全然店が見当たらずに、かなり歩き回りました。
ようやく見つけて宿に戻ると、宿のすぐそばに店がありました。
12日目:ニャチャン
バルコニーがあるので、シャワーでカンタンに洗濯して、干してから散歩に出かけました。
昨日は到着したのが夜だったのでわかりませんでしたが、海はとてもきれいです。
水着を買おうかとも思ったのですが、肌が焼けてすごいことになりそうなので、やっぱりやめときました。
ヤシの木で日陰のある散歩道をうろうろして、昼食を食べる場所をさがしてたら、KFCとロッテリアが並んでたので、ロッテリアで食事をしました。
しばらくぼーっとして考えたのですが、リゾート地に一人でいても何もすることがなくただ暑いだけということに気づいたんです。
ということで、明日の朝には出発しようと、次の街ホイアンまでのバスチケットを買いに行ったのですが、朝のチケットはないといわれたので、夜のチケットを買うことになりました。
もうチェックアウトの時間は過ぎているので、宿代1日分を損することになりますが、明日の1日を無駄に過ごすよりはいいと思ったんです。
ホイアンはあまり大きな町ではなさそうなので、今のうちに両替をしておこうと思って、両替所を探したのですが、一向に見当たりません。
リゾート地なのに、両替所がないのは珍しいです。
することもなかったので、街まで銀行を探しに行きました。
電光掲示板にJPNのレートが書かれているところを、まわったのですが、たらいまわしにされたり、現地の人が順番関係なしに抜かしていくので、かなり苦戦しましたが、なんとか話を聞いてもらえて両替してもらうことができました。
こんなに両替に苦労したのははじめてです。
けっこうイライラしましたが、最後の紙に記入するところで、周りの人がみんなが協力してくれたので、イライラも解消しました。
落ち着いたところで、さっきのロッテリアのとなりのKFCで夕食を取りました。
バスの出発が夜7時だったので、早めに食べておいた方がいいと思ったんです。
宿に戻って、今からホイアンに向かうことを告げて、チェックアウトしようとしました。
宿のおねーちゃんが、「ホイアンにバスが着く時間に迎えに行くように連絡しとこうか?」とお決まりのことを聞いてきたんです。
「時間を確認するからチケットを見せて」といわれてチケットを渡すと
「出発の日付は明日になってるよ。」
といわれました。
ということで、もう一泊することを余儀なくされました。
夕食をとり直そうと下に降りたら、おねーちゃんが「明日18時半にチェックアウトするなら、それまでツアーに行かない?」とすすめてきました。
パンフレットは海で遊んでるような写真で、なにかはよくわかりません。
料金はたったの6ドルだというのも、安すぎて不安なのもあります。
こういうツアーで、欧米人に交じって日本人のおっさんが一人で孤立するという図式を、幾度も経験してきたので、あまり乗り気ではなかったのですが、することがない方が辛かったので、行くことにしました。
夕食はリゾート気分を味わおうと、ビーチ沿いのレストランで魚の焼いたのとポテトとビール2本を飲んで、ほろ酔いで帰って寝ました。